- 名前:ロッキー・ルー
- 居住地:アメリカ・アイダホ州
- 生年月日:2016年4月1日(9歳)
- 状態:慢性腎臓病 ステージ2
今日、私たちのもとに心温まるニュースが届きました。
場所はアメリカ・アイダホ州の穏やかな町から。
慢性腎臓病(CKD)ステージ2の猫の多くは、数値の維持すら難しいとされています。
そんな中、私たちに連絡をくれたのが「ロッキー・ルー」──
9歳の猫で、グレイコートリサーチの3種プロトコルによるAIMケアを6ヶ月続けた結果、腎臓の数値に大きな改善が見られたのです。
今回は、そのロッキーのストーリーをご紹介します。
9歳という年齢でも、エネルギーと血液数値の安定を取り戻し、元気に過ごしている姿は、多くの飼い主様にとって希望となるはずです。
Q. グレイコートリサーチのサプリメントを与える前後で、体重に変化はありましたか?
A. いいえ、変わりません。体重は約4.5kgのままです。
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グレイコートリサーチより補足:
猫の慢性腎臓病(CKD)を管理するうえで、体重を安定させることは非常に重要な目標のひとつです。
CKDの代表的な症状である吐き気により、猫が食事を拒むことは珍しくなく、
それによって急速な体重減少が起こることがあります。
そしてこの体重減少は、血液検査の数値悪化と深く関係しており、悪循環を引き起こす要因となります。
そのため、ロッキーの体重が継続して安定していたことは、非常に良いサインだといえます。
Q. 慢性腎臓病の猫をお世話する中で、学んだことはありますか?
A.
水分補給と栄養管理が、猫の健康を支えるもっとも重要な土台であると学びました。
そのため、ドライフードは中止し(おやつとしてたまに与える程度)、
代わりに Hill’s k/d、ロイヤルカナン、Purina NF Early Care のウェットフードを与えています。
家の中には複数の自動給水器と新鮮な水を設置し、水分補給を促しています。
また、Hydracareを毎日1パウチ与えるようにしています。
Q. 他に与えているサプリメントや処方薬はありますか?
A. 喘息のためにテオフィリンを使用しています。
グレイコートリサーチにご相談くださる飼い主様の多くは、
5〜12種類もの処方薬やサプリメントを併用しながら、猫の腎臓病と向き合っています。
しかし、ロッキー・ルーは少し特別なケースです。
彼女の飼い主様は、グレイコートリサーチの腎臓用サプリメント3種のみでケアを行うことを選びました。
毎日欠かさず、丁寧に続けることを大切にされたそうです。
ロッキーが初めてグレイコートリサーチにご相談いただいたのは、2024年10月のこと。
その時から、飼い主様は**「ドクター・トオル プロトコル」「インテンシブ プロトコル」「プロバイオティクス プロトコル」**の3つすべてを取り入れ、
9歳の愛猫のためにできる限りのことを始められました。
そして6ヶ月間、継続して3つのフォーミュラのみで管理した結果、
ロッキーの血液検査の数値に明らかな改善が見られたのです。
ロッキーの経過
- 2024年10月 クレアチニン:2.4 | BUN:30
- 2025年4月 クレアチニン:2.1 | BUN:23
2024年10月時点のロッキーの血液検査結果を見てみましょう。
- BUN:30
- クレアチニン:2.4
これらの数値は、ロッキーがIRISステージ2の後期にあることを示していました。
そして、6ヶ月間の毎日のケアを続けた結果、
2025年4月の血液検査では以下のように改善が見られました:
- BUN: 23
- クレアチニン:2.1
クレアチニンの数値は明らかに低下し、BUNも着実に改善されていました。
これは、老廃物の排出機能が向上し、腎臓への負担が軽減されていることを示しています。
また、飼い主様からは、ロッキーがよく食べるようになり、体重も安定し、以前よりも元気な様子が見られるとの報告もありました。
私たちの相談窓口では、**「食欲が戻った後の体重管理」**の重要性についてもよくお伝えしています。
CKDステージ2の猫ちゃんでは、急激な体重増加がかえって腎臓に負担をかけることがあるため、
少しずつ、安定した体重回復を目指すことが大切です。
食欲が戻った愛猫を見て安心し、自由に食べさせたくなる気持ちはとてもよくわかります。
しかし、CKDと向き合う猫ちゃんにとっては、計画的な体重の回復こそが長期的な健康への鍵となります。
ロッキー・ルーがこれからも安定した数値と元気な毎日、
そして何より飼い主様の深い愛情の中で、健やかに過ごせますように。
グレイコートリサーチは、これからもその歩みに寄り添い続けます。