宮崎徹博士は、AIMタンパク質を発見し、その猫の慢性腎臓病(CKD)における役割を解明した研究者です。現在、日本各地で猫のCKDの発生率と進行段階を調査するための血液検査を実施しています。当初は500名の応募を目標としていましたが、すでに550名を超える応募があり、予想を上回る反響を受けて調査は継続中です。対象となるのは、10歳以上で過去にCKDと診断された猫です。
血液採取を円滑に進めるため、宮崎博士は日本国内の協力動物病院リストを公開しました。このリストには、過去にAIM研究に協力した病院が中心に含まれており、今後さらに多くの施設が追加される予定です。現在、550名の応募者のうち約35%がすでに血液検査を完了しています。
一方、宮崎博士の猫用AIM薬はすでに開発が完了しており、臨床試験は今年中に開始・終了予定です。正式な承認申請は来年に行われる計画です。
宮崎博士の革新的な研究は、AIMを活用した治療薬の開発を推進するだけでなく、Greycoat Research の猫のCKD管理アプローチにも影響を与えています。宮崎博士の知見を基に開発されたDr. Toru プロトコル は、腎臓の健康をサポートするAIMベースのサプリメントです。また、宮崎博士はGreycoat Research に専門的なアドバイスを提供し、無料相談サービスを利用する猫の飼い主が最先端の研究に基づいたCKDケアのアドバイスを受けられるよう支援しています。
AIMを活用した治療法が臨床応用に近づく中、Greycoat Research は引き続き、データに基づいたCKD管理ソリューションを世界中の猫の飼い主に提供していきます。